2021年9月30日
お知らせ商標出願を弁理士へ直接依頼した方の86.0%が「手間や面倒」を実感 商標出願完了までの期間、「1ヶ月以内」が19.8%、「1ヶ月超」が12.9%を要している。
オンラインAI商標登録サービス「コトボックス」を運営するcotobox(コトボックス)株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:五味 和泰、以下コトボックス)は、東京都内の企業に勤務しており、商標出願を弁理士に直接依頼したことがある人101名に対し、「商標出願」に関するアンケート調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
■サマリー
■まとめ
今回は、東京都内の企業に勤務しており、商標出願を弁理士に直接依頼したことがある方101名に対し、「商標出願」の実態調査を実施しました。
まず、「商標出願の際、弁理士に依頼した理由」について聞いてみたところ、「スムーズだと思ったから」が76.2%、「オンラインで完結できるサービスの存在を知らなかったから」が35.6%という結果になりました。また、「商標出願が完了するまでの期間」は、3社に1社が「2週間以上」と回答し、最も時間がかかったのは「類似商標の事前調査」でした。「事前調査にかかる時間」は、約4割が「11日以上」と回答、「出願準備にかかる時間」は、半数が「15日以上」と回答しました。
また、商標出願を、弁理士または特許事務所に相談して「良かったこと」を聞くと、「スムーズに出願できた」が66.3%で最多、一方で「良くなかったこと」は「出願までの時間がかかった」が47.6%で最多に。結果として、商標出願を弁理士に依頼しても約9割が「手間や面倒を感じた」と回答しています。
最後に、「弁理士の探し方」について聞いてみたところ、「知人の紹介」が47.5%、「インターネット」が45.5%という結果になっています。現在は様々な商標登録サービスがありますが、AIが搭載された安価なオンライン完結型商標出願サービスについては、25.6%が「すでに利用している」、66.4%が「利用してみたい」と利用への高い関心も明らかになっています。
以上のことより、商標出願に関して弁理士に依頼した場合でも、ほぼ全ての方が手間や面倒さを感じていることがわかりました。自身で手軽に出願できるオンライン型サービスの需要は高く存在し、AIのサポート機能も求められています。よりビジネスにスピードが求められる時代に、スピーディな商標取得を支援するオンラインAI出願支援サービスの需要は今後も高まっていくことが予測されます。
■調査概要
調査概要:「商標出願」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年9月13日〜同年9月14日
有効回答:商標出願を弁理士に直接依頼したことがある方101名
■弁理士に直接依頼をした理由は「商標が専門的な内容であり、専門家への依頼がスムーズだと思ったから」が76.2%で最多
「Q1.あなたが弁理士に依頼した理由を教えてください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「商標が専門的な内容であり、専門家への依頼がスムーズだと思ったから」が76.2%、「オンラインで完結できるサービスの存在を知らなかった」が35.6%、「Webで検索したら弁理士に頼むことが一般的だと出たから」が17.8%という回答となりました。
・商標が専門的な内容であり、専門家への依頼がスムーズだと思ったから:76.2%
・オンラインで完結できるサービスの存在を知らなかった:35.6%
・Webで検索したら弁理士に頼むことが一般的だと出たから:17.8%
・特に考えずに従来通り実行したから:6.9%
・その他:0.0%
■弁理士や特許事務所等の探しはじめから商標出願完了までの期間は、「1ヶ月以内」が19.8%、「1ヶ月超」が12.9%
「Q2.弁理士や特許事務所等を探しはじめてから商標出願が完了するまで、どの程度時間がかかりましたか。複数の商標出願経験がある場合には、平均的な時間を教えてください。」(n=101)と質問したところ、「1ヶ月以内」が19.8%、「1ヶ月超」が12.9%という回答となりました。
・1日:8.9%
・1週間以内:36.6%
・2週間以内:21.8%
・1ヶ月以内:19.8%
・1ヶ月超:12.9%
■商標出願で最も時間がかかったのは「類似商標の事前調査」
「Q3.商標出願を検討してから出願が完了するまでの間で、最も時間がかかったのはどのプロセスですか。複数の商標出願経験がある場合には、全体的に時間がかかったものを教えてください。」(n=101)と質問したところ、「類似商標の事前調査」が48.5%、「商標(ネーミング)の検討」が31.6%という回答となりました。
・商標(ネーミング)の検討:31.6%
・類似商標の事前調査:48.5%
・出願区分の検討出願:5.0%
・出願準備・手続き:13.9%
・その他:1.0%
■事前調査にかかる時間、「6日~10日」が約5割、「11日~14日」が約3割
Q3で「類似商標の事前調査」と回答した方に、「Q4.事前調査には、どの程度時間がかかりましたか。複数の商標出願経験がある場合には、平均的な時間を教えてください。」(n=49)と質問したところ、「6日~10日」が49.0%、「11日~14日」が28.6%という回答となりました。
・1日~5日:10.1%
・6日~10日:49.0%
・11日~14日:28.6%
・15日~30日:8.2%
・1ヶ月以上時間がかかった:4.1%
■出願準備にかかる時間、「15日以上」が半数
Q3で「出願準備・手続き」と回答した方に、「Q5.出願準備には、どの程度時間がかかりましたか。複数の商標出願経験がある場合には、平均的な時間を教えてください。」(n=14)と質問したところ、「15日~30日」が35.7%、「6日~10日」が28.6%という回答となりました。
・1日~5日:0.0%
・6日~10日:28.6%
・11日~14日:21.4%
・15日~30日:35.7%
・1ヶ月以上時間がかかった:14.3%
■商標出願の際、約9割が「手間や面倒を感じた」と回答
Q3で「その他」と回答した方以外に、「Q6.あなたは商標の出願をする中で、手間や面倒を感じましたか。複数の商標出願経験がある場合には、全体的に当てはまるものを教えてください。」(n=100)と質問したところ、「非常に感じた」が43.0%、「少し感じた」が43.0%という回答となりました。
・非常に感じた:43.0%
・少し感じた:43.0%
・あまり感じなかった:14.0%
・全く感じなかった:0.0%
■商標出願の際、「弁理士または特許事務所に相談して”良かったこと”」は、「スムーズに出願できた」が66.3%で最多
「Q7.商標の出願をするにあたり、弁理士または特許事務所に相談して”良かったこと”は何ですか。複数の商標出願経験がある場合には、全体的にあてはまるものをお答えください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「弁理士に細かく相談してスムーズに出願できた」が66.3%、「知財分野の専門性・実績に基づくアドバイスを受けられた」が60.4%、「自社ビジネスを理解しているのでスムーズに対応してもらえた」が26.7%という回答となりました。
・弁理士に細かく相談してスムーズに出願できた:66.3%
・知財分野の専門性・実績に基づくアドバイスを受けられた:60.4%
・自社ビジネスを理解しているのでスムーズに対応してもらえた:26.7%
・事務所が勤務地から近く相談が楽だった:15.8%
・その他:1.0%
・わからない/特にない:2.0%
■一方で商標出願の際、「弁理士または特許事務所に相談して”良くなかったこと”」は、「出願までの時間がかかった」が47.6%で最多
「Q8.商標の出願をするにあたり、弁理士または特許事務所に相談して”良くなかったこと”は何ですか。複数の商標出願経験がある場合には、全体的にあてはまるものをお答えください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「出願までの時間がかかった」が47.5%、「費用が高かった」が43.6%、「コミュニケーションを円滑に進められなかった」が23.8%という回答となりました。
・出願までの時間がかかった:47.5%
・費用が高かった:43.6%
・コミュニケーションを円滑に進められなかった:23.8%
・進捗がわからず不安だった:17.8%
・自社の説明や情報共有が面倒だった:14.9%
・その他:3.0%
・わからない/特にない:12.9%
■弁理士の探し方、「知人の紹介」が47.5%、「インターネット」が45.5%
「Q9.あなたは弁理士をどのように探しましたか。複数の商標出願経験がある場合には、全体的にあてはまるものをお答えください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「知人の紹介」が47.5%、「インターネット」が45.5%、「従来の取引先」が40.6%という回答となりました。
・知人の紹介:47.5%
・インターネット:45.5%
・従来の取引先:40.6%
・自分では探していない:2.0%
・その他:1.0%
■AIを活用した安価なオンライン完結型商標出願サービスについて、約3割が「利用中」、約7割が「利用希望」
「Q10.あなたは、商標チェックから出願までオンラインで完了できて、AIなどのテクノロジーを利用し費用を安くできるオンライン完結型のサービスがあれば、そちらを利用したいと思いますか。」(n=101)と質問したところ、「すでに利用している」が25.6%、「とても利用したい」が43.6%という回答となりました。
・すでに利用している:25.6%
・とても利用したい:43.6%
・やや利用したい:22.8%
・あまり利用したくない:2.0%
・全く利用したくない:1.0%
・わからない:5.0%
■cotobox代表、五味 和泰からコメント
従来、面倒・手間を感じて商標出願を思いとどまってしまう事業者様を後押ししたいとの思いで、2017年11月に現在のAIオンライン商標登録サービス「Cotobox(コトボックス)」を立ち上げました。
一般的に、商標出願を思い立ってから登録まで完了できる商標は全体の60%前後になります。商標登録は早い者勝ちですので、特許庁への出願までに時間を要してしまうと、その分登録の可能性が低くなってしまいます。出願書類の内容によって登録までのプロセスは様々ありますので、事業者様が希望する商標に似ている商標がすでに出願・登録されているのか否かを調査しておくことは、その後の商標登録の可能性を上げていくことに繋がります。
これからも「早く」「安く」「安心して」商標登録をできる環境をご提供し、より多くの事業者様が商標をはじめとする知的財産を強みとしてご活用できる世の中を実現していきたいと思います。
■会社概要
会社名 :cotobox株式会社
設立 :2016年2月
代表取締役:五味 和泰
所在地 :〒100-0011 東京都 千代田区 内幸町2丁目1−1 飯野ビルディング
事業内容 :Cotoboxの開発・販売、商標業務DX導入支援、知財情報提供及びコンサルティング、
それらに付帯する事業の企画・開発・運営
URL :https://corp.cotobox.com/